映画会社パワハラ問題、和解成立 アップリンク、体制移行で合意

 東京と京都で映画館を運営し、作品製作や配給などを行う映画会社「アップリンク」の浅井隆社長から日常的にパワーハラスメントを受けたなどとして、元従業員5人が社長や同社に損害賠償を求めて東京地裁に起こした訴訟は30日までに訴訟外で和解が成立し、訴えが取り下げられた。  原告側代理人によると、現在は浅井社長のみが取締役で株主である体制から、来年中に取締役会を設置し、複数株主制に移行することで合意。ハラスメントなどの調査を行う第三者委員会を設けるという。  原告側は「在籍スタッフの負担軽減のための仕組みを作る方が、意味があると判断した」とコメントを発表した。