「SDGs 楽しく学んで」イラストで紹介 東京・青山

国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」を、ユーモラスなイラストで紹介する展覧会が東京都港区の伊藤忠青山アートスクエアで開かれている。今年のノーベル平和賞の受賞が決まった「国連世界食糧計画」(WFP)の活動も紹介している。 【写真】再生可能エネルギーを普及させる目標をイラストにしたもの。石炭や石油といった化石燃料のキャラクターが、風力や太陽光といった再生可能エネルギーバトンパスしようとしている=本田亮さん提供  WFPの活動を国内で支援するNPO法人「国連WFP協会」が主催。同団体の理事で、クリエーティブディレクターの本田亮さん(67)がイラストを描き下ろした。  本田さんは「社会問題だからと難解に思わず、楽しんで学んでもらいたい」と、環境保護や貧困の撲滅などを、明るい色調で表現した。例えば「子どもの栄養不足の解消」というテーマでは、コウノトリが食事を運ぶ様子を描いた。  「ノーベル平和賞を受けても中身を知ってもらわないと意味がない」と本田さん。「WFPがなぜ平和賞を受けるのか、その活動の深さが伝われば」と話す。入場無料。12月13日までで午前11時~午後5時。月曜休み。(市野塊)